

ルート便と全国大会とコートとコーヒー
はじめて組合のルート便が来る。落札品の受け取りと南部入札市出品の出荷。事務所前の道路が狭く、建物の入口に階段があり、玄関までの通路が狭く、さらに玄関が狭いのでどうなるかと思ったが、運転手Sさんの協力もありなんとかなる。この調子なら今後も気兼ねなくルート便を頼めそうでひと安心。その後、届いた落札品をさっそく仕分け。できるところまで。 創業セミナーのプランが全国大会に進むことになった。業務の間隙を縫って宿題をこなすことはこれまででもたいへんだったのがさらに過酷になりそうで、業務との兼ね合いのむずかしさを理由に断る選択肢もあったが、突きつけられる課題をこなし続ければ融資の最大の難関である「事業計画」「売上計画」「資金計画」などがおのずとできあがると考えて引き受けた。いずれ取り掛からなければならない書類づくりを、区の機関のバックアップを受けながら進めることができる。その最初の打ち合わせで練馬へ。行くつもりが急行に乗って練馬駅すっとばして池袋に到着。遅刻する。平謝りののち、中小企業診断士の方とプランの練り直し。親身になっていただいて、現実的な指摘をいただい


Title 2Fの古本市
朝から未整理品の仕分け→アマゾンUP。先日横浜のお客様に譲っていただいた分。ミリタリー、カメラなどあらためて一点ずつ見てもいいものが多く、心湧き立ち作業はかどる。数冊含まれていたライフル射撃の雑誌にネット上で高値が付いていた。どの号の表紙も女の子がライフルを抱えている。たぶんモデルであろう彼女たちが記事中で初心者代表としてライフルに弾丸を装填したりする。はじめて見た、というかそもそも存在すら知らなかった雑誌。ニッチな世界だが、だからこそ新刊流通が少なく古本になっても需要はつづく。版が途絶えても価値の下がらない本を出版時にきちんと入手しているあたり、もとの持ち主の方の趣味の良さがよくあらわれていると思う。 にわとり文庫さんから「Title 2Fの古本市」のフライヤーが届く。なんて素敵なデザイン。さっそく作業スペースの壁、よく目につくあたりに貼る。裏面に書かれた参加メンバーを見て身が引き締まった。そうそうたる顔ぶれ。僕にとってはみなさんレジェンド級である。新人の分際で紛れ込ませていただくことに光栄と恐縮を感ずる。 ほか、南部入札市の出品の荷づくり、髪


あたらしいこと/もの
SLOPEさんに「さかみち書店」の補充へ。伊藤博『珈琲探索』を並べる。昭和49年刊行。中央市で大山(しばり複数本口のまとまった量の出品)のなかにこれと竹鶴政孝(例のマッサン)『ウイスキーと私』を見つけて入札したもの。学生時代は植物生態学を専攻し、ほかにもコーヒー研究の著作を持つ著者が科学的見地からコーヒーを分析、解説している。コーヒーの歴史、豆の種類、成分など網羅的に収録。淹れ方もサイフォン式、ドリップ式それぞれを写真と工程表を用いて要点(コツ)まで詳細に教えている。おなじ大山のなかにはほかに石川九楊や小島信夫などが含まれていて、雑多だがスジのいい山だったと思う。『ウイスキーと私』もさかみち書店の棚に並べた。 その後、新規出張販売の打ち合わせ。出店させてくださるお店自体がまだオープンしていない。内装が出来上がったとのことで見せていただきに伺う。シンプルな空間。アンティークの本棚など置いても良いとのこと。店長さんの意向で制約があまりなく、さまざまな方法を試せそう。僕にとってはプレ実店舗のようなもの。とても楽しみ。まずはアンティークショップ、リサイク


やりたい放題
3日、練馬区の創業セミナー最終日。ビジネスプラン発表会。人生初、パワポを使ってプレゼン。冒頭緊張するものの9分に収めることばかりに気を取られ、あせるあまりやがて緊張を忘れる。あっという間に終わる。審査員特別賞いただく。夜、講師の方がた、審査にいらした金融機関の方がたまじえて打ち上げ。飲み放題、大名刺交換大会。セミナー期間中に仲良くなった美容師のAさんとITコンサルのSさんと3人で三次会。Aさん(男)に抱きつかれる。抱き上戸というものをはじめて見る。 4日、午前中、ひと月前に発注していた木箱50箱を受け取る。組合の先輩のご紹介でお願いした職人さんが茨城から運んできてくださった。安く作っていただいて本当に助かった。出来栄えも大満足。倉庫スペースへの通路をバリ封し、続いて車で横浜へ。先週伺ってしばっておいたミリタリーなどの良書を引き取る。第三京浜、横浜新道ともはじめてでいつどこでどうやって料金を払うのかわからずおびえながら走る。カーナビの示した料金より高かった。高田渡の『値上げ』を思い出す。往復5時間ドライブ。戻ってからおととい梱包しておいたヤフオクの


ぼうず
独立して初めての明治古典会。会員の方々にご挨拶のち入札。買えない。独立前から明古は買えないイメージ。数ある市場のなか、特に上等なものが並ぶ明古で途端に落札率が落ちるのは、ある程度まではしかたないにしても、やはり自分の力量が一定のところに留まっているということだろう。 帰り、吉祥寺まわりでバスに乗り、トマソン社さんの実店舗「松田書店」へ。開店のお祝い。長話をする。店売りはわからないことだらけで、とおっしゃりながらトマソン社社主さんは楽しそうであった。買取の話を聞く。かなり多いと思う。基本的に依頼されたら断らないため、と言うけれどそれにしても多い。宣伝努力のたまものであるのは間違いない。すばらしいな。ジョージ秋山『ザ・ムーン(小学館文庫)』を買う。 帰ってヤフオク落札品の梱包、落札者への連絡。その他業務連絡など。 あれこれ重なって日曜日のスケジュールがきつそうなので、いまできるかぎりの準備をしておく。 松田書店近く、末期の社会主義国家のスーパーもかくやあらんといった様相の陳列棚になにも陳列していないお店(コンビニ大)があって、なのに蛍光灯は煌々と灯さ