古本は膨大で、戦後日本国内で刊行されたものにかぎっても読むことはおろか一生涯ですべてを目にすることすらできる人はいないでしょう。そのうえ絶え間なく出版されつづける新たな本が、あらわれた瞬間に古本の仲間入りを果たします。
新刊流通は激流のようで、あらわれる本に場所を譲るため多くの本が押し流されて消えていきます。流通と経済のルールにしたがって見えなくなります。こういう構造は悪であって悪にほろぼされる良書を救いたい、とは思いません。ただ、新刊業界とは別のルールにしたがう本屋があれば本を読む人の選択肢の幅は大きく広がるのではないかと考えています。
心になじむ本は人それぞれだろうから、すこしでも多くの選択肢に触れられる機会を用意したい。
「一角文庫」という屋号は「氷山の一角」「街の一角」に由来しています。
扱う本は氷山の一角に過ぎませんが、街の一角で、お客様が古本屋なしではあり得なかったはずの体験を得る手助けをできればと思っています。
一角文庫 いまとこれから
2016年8月末に7年間修業した古本屋を辞めて独立し、現在は東久留米市に事務所を置いてインターネット通販と出張(委託)販売、イベント出展を中心に営業しています。 本を読む人、本を読みたい人、本を読む人になりたい人、誰かに本を読ませたい人、本を読む人になるといまはまだ思ってもいない人、あらゆるお客様に開けた、入りやすく出ていきやすい実店舗を持つことを目指しています。一角(ひとかど)の古本屋になるべく。
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会社情報
名称 古本 一角文庫
代表 前原航平
住所 東京都東久留米市浅間町2-1-7-101(事務所・来店不可)
電話 042-427-8576(FAX同じ)
設立 2016年11月1日
古物商許可 東京都公安委員会許可 第305581506716号 前原航平
東京都古書籍商業協同組合加盟店