黄金週間・続き

8日~14日。世間ではゴールデンウィークは終わったとされる。それでも僕の黄金週間は続く。今週は13日・14日に開催される「東京蚤の市」がハイライト。ロスパペロテスさんのブースのお手伝いであるが、準備にかかりきり。かつ10日からは2週間の長丁場の「調布の古本市」が始まるのである。

8日は中央市に行き、夜、調布パルコで「調布の古本市」の会場設営作業。同会場を使用した直前の催事の撤収が予定よりも押して作業に取り掛かれず、深夜までかかっても設営を終えられなかった。翌早朝にあらためて集まることになり解散。

9日。寝坊する。起きたら集合時間を30分過ぎていた。自宅から調布までは1時間の距離である。絶望する。遅刻して到着後、にわとり文庫さんに平謝り、すると「今朝は誰も時間通りに来なかったよ」と呆れたご様子であった。陳列作業し、帰り道ひばりヶ丘で目覚まし時計(セイコーの電波時計、目覚まし機能2個付き)を買う。

10日、資料会へ行って入札。そのまま調布へ行きレジ当番に立つ。初日のわりに売れ行きは伸びず。調布パルコの催事は古本マニアというよりもパルコのお客様がターゲットになるので、初日よりも土日祝日が山になる(はず)なので、ぼちぼちかもしれない。

11日、記憶記録ともにないが、手帳の上では上井草の2店の補充に行く計画を立てていたようである。あまりにも無謀。そんな無茶な計画が遂行されるはずもなく、ツイッターなど一切沈黙してひとり家にこもって蚤の市の準備に没頭していたのではないかしら。

12日、「東京蚤の市」搬入。東久留米と代々木上原(ロスパペロテスさん)をまわって荷物を積み、京王閣へ運ぶ。車をどこで借り、何時間借り、どこへ返すのが最も効率的か考え抜いたすえ、5時に起きて一旦京王閣(京王多摩川)へ行き、車を借りて東久留米へ戻り、のち上原へ向かう。上原から同乗したロスパペロテスさんに「その行為は前原くん世代に特有のなにか(著者注:ビョーキ)を端的に表している」と指摘していただく。ぐうの音も出ない的を射た指摘だと思います。なにがどうして僕世代特有なのかは各々ご想像ください。それにしてもはやく車を手に入れたい。

13日・14日、「東京蚤の市」。相変わらずとんでもない人出。ロスパペロテスさんの棚から、装丁・内容ともに趣味の良い、古すぎない古書(20~50年前の本、いわゆるモダン古書)がいい値段で売れていくのを目の当たりにして、勇気を得る。「どういうものをどの程度の値段で売るか」は古本屋によってかなり違う。だからこそ「どういうものがどの程度の値段で買われていくのか」は多くの古本屋のやり方を見なければ現実に起こることとして認知できない。ポラン書房時代には見たことのない売れ方を間近で見られた経験は貴重だった。「自分がいいと思ったものは誰かもいいと思うから、安売りしなくてもきっと売れる」。確信が胸に芽生えた。

画像は搬入直後の「調布の古本市」、一角文庫の棚。飾り気がなく、さみしい。ふたつ以上の催事の準備を平行して行うと地力が露呈してしまう。


最新記事
アーカイブ
  • Twitter Basic Square

Copyright © 2016 一角文庫 All Rights Reserved.