私の頭の中の消しゴム
午前、ルート便の受取。トラックが到着した気配があってからしばらく経っても運転手のSさんが現れず、勘違いかと思って表に出てみるとやはりトラックが来ている。どうしたのかと思ったら雨から本を保護するラップ状のビニールをカーゴに巻き付けてくださっていたのだった。
中央市へ行くと先週休会だったためか普段よりも出品数が多い。1時間弱入札し、一旦会館を離れる。
日本橋のコレド室町3へ。ウェブマガジン「COMFO」さんのポップアップショップの一角に招待していただいた。23日からオープンしているショップに4月1日から本を並べさせていただく予定で、その下見と打ち合わせにうかがう。ここもまた、これまでに出展してきたどの催事とも雰囲気客層の異なる売場。打ち合わせを終え、お話をいただいてから今日までの間にイメージだけで選書して準備してある商品に肉付けの必要を感じるなど。
会館へ戻り、入札の続き。落札結果を確認すると日本橋へ行く前に入札したもののうち何点か落ちているが、冷静になってみると使い道に困るものを多く含む山ばかりで精度の低い買い方であった。販売先が増えて量が欲しいと言っても、こうして埋め草のような本ばかり買って並べては売場がにごってしまう。
帰路、池袋の東急ハンズで本棚用の塗料、新古書チェーンで絵本を仕入れる。夜、ヤフオク出品作業。
コレド室町での販売が始まったら市場のついでに補充に行くつもりで、神保町―日本橋間往復を予行で歩く。先日一度歩いているので今回は最短ルート探し。日本橋へ向かう途中、神田駅で方角を見失う。帰り、今度こそ最短で歩くつもりで地図を頭に入れて出発。神田駅で方角を見失う。わが脳みそは道と線路が平行か垂直でないと方角を捉える基準が二重になって混乱しフリーズしてしまう。悪いことに今回のルート上では線路と道路が斜めに交差する神田駅がちょうど曲がる地点にあたっている。駅付近だとただの高架下よりも細かい道が増えるのもいけない。高架をくぐったら曲がるつもりで高架をくぐると自分がどの方角を向いているのかわからなくなる。高架手前までは頭の中にはっきりと道筋が描かれているのにくぐったらてきめんに「ここはどこ?」なのである。
右下の「室町3丁目」交差点を出発して左中央「司町」交差点へ抜けたい。が、大通りを行くとやや遠回りのようだ。神田駅を東から西へ突っ切るような形になればいちばんよさそう。と思って線路手前で左に入ると地獄。には見えないんだけどな、地図の上では。