カンヅメのシアワセ
8日、資料会ののち、調布パルコへ。にわとり文庫さん、くりから堂さん、トマソン社さんと待ち合わせて5階リブロ店内に開設している古本棚の縮小作業。集中力がやや不足気味であった。会話中に何度か滅裂な応答をしてみなさんに迷惑をかけたような気がする。しばらくして前の補充からこの日までの間に6,000円の本が1冊売れていることに気付いて眠気が吹き飛び、事なきを得た。
夜、大学時代の先輩と池袋で飲む。
9日、朝帰りし、眠くなくなるまで寝ていることに決めて就寝。昼過ぎに目が覚めてからもうとうとと過ごし、夕方起き出す。起きてからの記憶がない。なにか仕事をした。「吉祥寺パルコの古本祭り」最終日。
10日、朝から活動す。車を借り、中央市の出品分を積み込んで神田へ。本部会館で出品手続きと落札品の引き取り、のち上井草SLOPEさんへ行き、さかみち書店の補充。吉増剛造『燃えあがる映画小屋』や片岡義男『日本語で生きるとは』などを追加。それから吉祥寺で古本祭りの撤収。他の店舗は撤収を終えたあとで一角文庫の売場だけが取り残されていた。調布へまわり、リブロ店内古本棚の補充をし、梅ヶ丘へ。時々カフェさん店内「間に間に古書店」の補充。たいへんな大入りでとても作業ができる状態ではなく、店内で小一時間ほど待機させていただく。思いがけず休息する。いただいたコーヒーが美味しかった。お客様の数がすこし落ち着いたところで作業に取りかかり、村岡花子の著作など補充する(画像参照)。家へ戻り積み荷をすべて下ろして車を返す。外回り12時間、走行距離95キロメートル。
11日、南部入札市。今回はなかなかうまく買えたのではないかと思う。来週途中から締め切りのある仕事が立てこんでくる。それ以外の仕事を早めに整理したく、毎月できるだけ参加している開札作業の手伝いを辞退して家へ帰る。帰途、新宿伊勢丹でホワイトデー用の買い物をしていたところ、14時46分、全館黙祷。それにしても混んでいた。どこに向かおうとしても人垣に行く手を阻まれ、バレンタインもホワイトデーもろくでもない、と憤慨したが伊勢丹近くの新宿中村屋はがらがらだった。ホワイトデーだからといって伊勢丹に行くような工夫のなさがろくでもないのだった。
11日夜から13日午前にかけて、仕入れ分の仕分け→アマゾン出品→「吉祥寺パルコの古本祭り」戻り分仕分け→洋書のヤフオク出品作業。家から一歩も出ず、時計も日差しも無視し、気力の続く限り作業して腹が減ったら食事、眠くなったら寝る。カンヅメ。世間と関係せず、自分の必要のみによって過ごす時間を持つことのすばらしさよ。13日未明、すべての作業を終える。
足首に巻いていたミサンガのようなものが切れたので、なにか願いがかなうかもしれない。でも特に願いがない。強いて言えば切れたものの代わりになるミサンガのようなものが欲しいのだけど。