洋酒(関連本)天国
10日、ヤフオク出品作業と家事をして注文品の出荷、そのまま吉祥寺へ。「吉祥寺パルコの古本祭り(9日までの延長が正式発表されて名前が変わった)」補充。連日の追加作業なのでほとんど棚は動いていないが、それでも昨日面陳に変えた本が売れているなどあり。どんな本だって売れたらうれしい。商人なのだからそれが当たり前。とはいえ、売れたときに特別うれしい本もある。自分の趣味に近いものや良質だけれど高額で需要が少なそうなもの。自分の趣味に近いものが売れればお客様の共感を得たようでうれしいし、需要が少ないものが売れたときには商品と売場のマッチングがハマったということで商人として冥利に尽きる。吉祥寺パルコでは、これが売れたらうれしい、売れてほしいと意気込んで持ってきたり面陳にしてアピールした商品が次の補充作業までに売れていることが重なっている。手ごたえを感じる売場。その後吉祥寺で友人と待ち合わせて飲む。浜やん。島ずしが絶品。
11日、南部入札市。入札し、のち開札作業の手伝い。劇作家・演出家の佐藤信の戯曲ほか関連本を数冊含む雑多な口が落とせた。夏開催の「本の楽市」を見込んで。「本の楽市」の会場である劇場「座・高円寺」の芸術監督を佐藤信が務めている。ということは僕が演劇方面に造詣が深いからではなく大学時代に在籍した学科の教授に佐藤先生がおられたのでたまたま知っている。大学時代の教官が芸術監督を務める劇場で開催されるイベントに僕が出展しているのはまったくの偶然。世間は狭い。
12日、家事全般(最近は風の強い日に洗濯物を干して何枚か飛ばすのが趣味のようになっている)。その後上井草へ行き、SLOPEさんでさかみち書店の補充。『洋酒天国』『洋酒マメ天国』を並べる。当初無名であった開高健が編集発行人を務め、柳原良平らが挿絵を描いたサントリー(壽屋)のPR誌とその後継番外編。三沢光之助『洋酒指南番』も入荷し店内奥のラックは古い洋酒関連本コーナーと化す。夜、月末までの支払いを算用して落着きを失うなど。
現在の井草ワニ園さん店内。共有してきたイメージそのままの本棚を増設してくださった店長さんには感謝しかない。