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梅ヶ丘「時々カフェ」

29日正午、なんとなくひま、ゆったりした余裕のある気分でこの先数日間のスケジュールを立ててみると予定が立てこんでいる。明日でいいかぁ、と思っていた調布パルコの補充に断然行かねばならない。昼過ぎから準備、夕方借りた車で出発。帰ってからは翌日搬入予定の新規出張販売用の荷物を用意。全然余裕がない。

全然余裕がないさなか、駐車場から近いばかりに超大型新古書チェーンの自宅最寄り店に足を踏み入れる。ある作家(夏目漱石の弟子)の全集の端本がとてもここには書けない安値で並んでいて心臓麻痺を起こしそうになる。買い占める。(店で発見したときは揃いだと思ったのが、家に持って帰ったら端本になっていた。頭に血が昇って幻覚を見たのだろうか。奇妙奇天烈)

30日、市場出品物と出張販売の荷物を積んだ車でまず神田へ行き、中央市に出品手続き。市場に置いてあった先週落札分の積み込み・注文品の発送・市場買入分の清算・南部会館の鍵の作成手続きなどで時間をつぶしてから開場した中央市で入札し、南部会館へ。水曜フリ市出品の荷を下ろし、続いて新規出張販売の設営のため梅ヶ丘へ。設営を終えたのち、中央市の結果を確かめると出品物はすべて落札されていてひと安心。ところが入札の方は一点も落とせず、中央市では久々のぼうず。コインパーキングの時間と夕方までのスケジュールを頭にちらつかせながら気もそぞろで入札して落とせるほど甘くはない。ということかもしれないし、単なる偶然かもしれない。帰途、青梅街道を走っている時にふと思い出し、荻窪Titleさんに立ち寄る。Title店主辻山さんにご挨拶し、先日刊行された辻山さんの著書『本屋、はじめました』を買う。

夜、超大型新古書チェーンの自宅から2番目に近い店舗へ。半年ぶりくらい。セールでもないのに絵本棚が八割方300円という破天荒な値付け。きれいなものも新しいものもほとんど例外なく300円(安すぎないか?)。マドレーヌシリーズがなかったのが残念でならない。

31日、昨日引き取った市場仕入れ分の仕分けをし、SLOPE補充用に値札を付けて上井草へ。さかみち書店に谷川俊太郎+松本大洋「かないくん」、谷川俊太郎+江頭路子「せんそうしない」などを追加。1月分の清算をしてもらうと先月樹立したばかりの月間売上記録を更新していた。お客様に感謝感激。ありがとうございます。

のち、所沢で髪を切り、超大型新古書チェーンの所沢店を覗く。4年ぶりくらいか。非常に手堅い価格設定であった。土地柄だろうか。昨日の絵本300円均一がなつかしい。

25日に出版された高野文子監修の千明初美(ちぎらはつみ)作品集『ちひろのお城』を所沢の新刊書店で探すも駅構内の2軒はともに在庫なし。発売日から数えて通算3軒空振り。なんとなくリアル店舗で買いたい。それも取り寄せでなく棚から買いたい。なぜだかわからない、そういう本もある。明日も探そう。

梅ヶ丘の「時々カフェ」さん店内に古本コーナーを設けさせていただきました。初めてのスペースに陳列するときはいつでも分量と商品のバランスが心配なのですが、今回はなんとかまとまったよう。あまり難しくなりすぎないように、とのお店からのご要望もあり、絵本、くらしの本、動物の本、著名現行作家の小説・エッセイなどを中心に比較的ライトかなと思える品揃えで始めました。ジャンルや量など、時間をかけてお客様の傾向を探りながら時々カフェ独特の本棚に整えていけたらと考えています。小田急梅ヶ丘駅徒歩2分。お店の方々はみなさんとても親切、アットホームな雰囲気でどなたでもおくつろぎいただけると思います。


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