吉祥寺パルコの古本市

19日、「吉祥寺パルコの古本市」搬入。作業の途中、3月9日(木)までの延長開催が決定したとの通達を受ける。これほど長いデパート催事はなかなか聞かない。会期中に棚を変化させて新鮮さを保とう。自身の設営を終えてしばし会場内を偵察。内外の絵本やアンティークの広告、大量の文庫などなど他店の棚はそれぞれに工夫があっておもしろい。帰途、斥候がてら撮っておいた会場の写真を添えて告知ツイートをする。前回の失敗を踏まえて会期最終日の表記「~2月20日(日)」の末尾を「(月)」に変えることを忘れなかった。僕は一度経験した失敗を繰り返さない。そしてお気づきであろう、会期は3月9日まで延びているのである。自分が新しい失敗を犯したことをようやく悟ったのは、告知ツイートのリツイート数がそろそろ30に届こうとする夜半のことであった。

20日、明治古典会を抜け出してドトールで頭を悩ませる。22日夜の調布パルコの搬入用に借りる車を翌月曜日にも使って同じ費用で最大の利益を生み出すにはどうしたらいいのだろうか。フリ市の出品物を五反田古書会館に持っていく、今週の買上品のルート便をキャンセルして自分で引き取りに行く、梅ヶ丘のカフェに納品に行く、などの選択肢が浮かんでは消える。費用、時間、手間、あらゆる方面からの条件を鑑みなければならない。正解のないパズルを組み上げているようなものだ。大学入試以来試験というものを避けてきたが、畢竟人間は与えられた問題を解き明かさねば生きられないものらしい。考え抜いて最終的に月曜日には車を使わないことが最大の利益を生むという結論に達する。ひねくれた答えもいかにも大学入試らしい。毎年こういう問題を出す学校が1校くらいはあるものだ。そうしてその設問は赤本に載って年が変わるたび新しい高校三年生の間で物議を醸す。人に迷惑をかけてでも目立ちたい人間というのはどこにでもいるのである。主旨と全然関係ない話になっている。閑話休題。タイムズカーシェアのアーリーナイトパックをはじめて使うことにした。「18時~24時」の固定で借りると1,480円(+距離料金)である。タイムズの経営が心配になるほど安い。このサービスの存在に気付くのがもうすこし早ければ、ドトールで頭を悩ませる必要はなかったのに。

ひばりヶ丘駅前ロータリーで街頭時計がショベルカーに倒されていた。世紀末っぽい。車道の真ん中まで出るとベストショットが撮れそうだったが、そんなふうにして撮った写真をネットにアップしたらどうなるかわからない僕ではない。


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